ヘルメットの話
みなさん、よく自転車のパーツとかでみる、この言葉は好きですか?
「○○Km/h走行時、○○ワット削減」
もはやテンプレのような言葉。
やれ、エアロヘルメット・セ○○ックスピード…自転車部品はこの言葉でいっぱいです。
自転車乗ってる人がどれだけ、ワットという数値に執着しているのかがわかります。
無論、僕もその1人です
だってさ…少しでも楽したいじゃん?
絶対的なパワーで負けるなら、機材で対抗するしかないやん?
理系男子としては気になるところですやん?
しかし、ここでひとつ問題が…
えーっと…
50km/hで走れないのですが…
僕のようなサンデーライダーにはとてもとても無理な話ですよ…えぇ…
僕のようなサンデースーパーホビーライダーには40km/hで走るのが精いっぱい。
もっと身近に比較できる値が欲しいと思ったので、比較してテストしてみました。っというのが一つ。
そしてもう一つ・・・。
各メーカー、数値的データを示していますが、だれが・どんな条件で・・・っというように、結果までのプロセスが示されているものは、あまり多くないという印象。数値的信頼が疑わしいと感じます。
当然、メーカーは自分たちに有利なデータが欲しいに決まってますからね・・・・。
そんなんだったら自分で測ってみるか、っていう感じ。やっぱり、自分で実験したものこそ、一番信用できるので・・・(理系的思考)。
ということで、本題は↓
比較対象
ⒶMET ESTRO(写真左側)
ⒷMET RIVALE(写真右側)
手元にあるヘルメット2つ。深い意味はないです。
検証条件
1:信号がなく、ずっと周回出来る道を15分×2セット走る
2:同じ機材・グローブ・ウェア。ヘルメットのみを変更
3:走行時ポジションは下ハン固定
4:両日ともに同じ時間、天候条件
上記をもとにして、データ分析を行いました。
結果
ⒶMET ESTRO
ⒷMET RIVALE
比較すべきは、1本目の15分走。
平均出力・距離・平均速度の各データを抽出したのがこちら。
ほぼ同じパワーで走行しているのに対し、Ⓑ(MET RIVALE)は50m多く進んでいることがわかる。
当然、それに伴って平均速度も0.2km/hあがっている。
間違いなく、効果があると言える。
といことは・・・結論として、50Km/hで走行しなくても、空力効果が確認できる。(当然、効果は少ないですが)
-
最後に
各種メーカーのエアロヘルメットの重量・形状等、様々な資料がまとめられたサイトがあります(すべて英語です)。
時間がある方、気晴らしに読んでみると面白いかもしれません。
そして、忘れていましたが、今回自分が測定した値はあくまでも参考値にすぎません。
エアロ効果を狙うヘルメットを買うも良し。
形・色で選ぶも良し。
まずは、安全に。そして、自分が一番楽しく自転車に乗れるものを選ぶことが一番大切だと思います(ヘルメットに限った話ではありませんが・・・・)。
最後に一言・・・・
ヘルメットは必ず被りましょう!!!
オチが見当たらない・・・・