置いてけぼりアラサーの観察日記

じてんしゃとか・・・

アレースプリントディスクの話

しれっと1月に納車していただきました。

アレースプリントディスク。

 

各方面調べてみると、良くも悪くもいろんなことが書いてありますが、個人的に約2か月弱乗り回した感想を残しておきます。

これから購入したいと思っている人もいましたら是非参考にしてもらえればと思います。

 

 

 

 そもそもなんぞや

アレースプリントとはスペシャライズドがターマックのフォーク(S-Works FACTカーボンファイバーフォーク)とヴェンジのシートポストを使って作られたエアロエアロしたアルミフレーム。

言わば、エスワークスのターマックとヴェンジのいいとこ取りをしたアルミバイク()。

 

これまでリムブレーキモデルしかなかったアレースプリントですが、2019年モデルになって満を持して、ディスクブレーキモデルが登場・・・・というわけです。

 

 見た目・仕様

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メインコンポーネント:R7020(ディスクローター・クランク変更)

ステム:シマノ Pro vibe -17° 110mm

ハンドル:3T Rotundo Pro 400mm

ボトルケージ:Tacx Ciro ×2

シート:スペシャライズド Power arc 143mm

ホイール:Roval C38

重量:8.4kg(ボトル・ガーミンなし)

 

かっこいいです(個人差あり)

 

アレースプリントは、スペシャライズドが誇るE5高品質アルミ合金をお得意のスマートウェルドで溶接しております(コピペ) 。

それもあって、見た目はかなりスッキリとしてる。

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購入したのはつや消しブラッグだけど、ロゴもつや消しホワイトでマットカラー。

全体的に落ち着いた雰囲気。

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スペシャライズドのフレームはゴテゴテなストリート系デザインが個人的には大好きですが、シンプルなこのデザインもキライじゃないです。

 

いいところ

・剛性高いからゴリゴリ踏める

平地は、とにかく進む。踏めば踏んだ分だけ、ちゃんと進む。

 

・ダンシングした時の反応の良さ

剛性が高いに繋がるところがあるけど、ダンシングして踏み込んだ時の"掛かり"がすごくいい。要するに、すぐに反応してくれるバイク。楽しい。

 

・ディスクブレーキの安心感

フレームの評価とは直接関係ないけど、ディスクブレーキの安心感はすごい。

特に下りの安心感はいい(だからといって下りを飛ばして良いわでけはない)。

ターマックのフォークを使っているっていうのもあってか、本当に安心感は強い。

 

わるいところ

・登りについて

巷で、「アレスプは登れない」とか良く聞きますが、これははっきり言って違う。

 

別に「登ろう」と思えば登れます。実際、三ヶ根山程度でしたらカーボンフレームで登っているタイム(12分30秒程度)と遜色ないレベルでいけます。ただ、カーボンフレームよりしんどい。

 

だから、敢えて言うのであれば・・・

 

「登れない」のではない、「できることなら、登りたくはない」

 

といったところ。

剛性が高いからパワーさえかけちゃえば、全然登れる。ダンシングすると登りはすごくキビキビと動いてくれる。逆にケイデンスのみで登ろうとすると地獄を見る。

 

はっきりいって、「登れない」って言ってる人はそのバイクに合わせた乗り方してないだけ。

というか、パワー足りてないだけです。

 

・重量

まぁ・・・アルミフレームとしてもは避けて通れない点。

 

でも、完成車で素材がアルミのエアロフレームという点を考慮すれば、8.4kgは優秀なのではないかと思います。

 

ただ、カーボンフレームとかと比較するとやっぱりそこはマイナスポイントってとらえる人もいるのではないかと思います。まぁ・・・「悪い点」に書いてますが、個人的には正直全く気にしてません。

なぜなら、平地メインで使うつもりだから。

 

・お値段

アルミフレーム完成車として約23万円(リムブレーキモデルなら20万円切ったはず)。

まぁ・・・油圧ディスクっていうのもあって若干お値段はお高め。

 

一台目として買うなら、ガイツーでカーボンフレーム(完成車)買ったほうがいい気がします。

 

 

 

年式は違いますが、BikeRadarにアレースプリントのレビューがあります。

その中の一文で・・・ 

This is not a bike for shrinking violets and it would be a mistake to view this as an entry-level race bike. If anything, it’s a single-use device for n+1 aficionados — you don’t buy the Allez DSW as your sole road bike, you buy it to race mercilessly every weekend without worrying about breaking something more expensive.

とあります。

要するに・・・

「初心者レース用とおもっちゃだめよ。2台目バイクとして買って、ゴリゴリ使いましょうね」

とのこと(超意訳)。

 

ホントこの通り。

自分も、レースでゴリゴリに使いたい!って思いがあったから買ってみたっていうところもあります(しかしまだレースには出てない…)。

 

・フレームカラー

もう少し・・・カラーバリエーションを・・・・。

スペシャライズドは後からかっこいいカラーをバンバンだしてくるイメージがあるから仕方ないのかなぁ・・・(スペシャ商法)

 

総括

・なんだかんだいうけど、カッコイイ。

・ゴリゴリ進む。乗っててめっちゃ楽しい。

・リムハイトの高いホイールを合わせてやると、もっと楽しい。

・登れないんじゃない。登りたいと思わせてくれない。

・自分のパワーさえあれば、最高に楽しいフレーム。

・1台目として買うにはちょっとアレ(アレーだけに)。同じ値段出すなら、エントリーカーボンのフレーム買ったほうが幸せになれると思う。そのほうが走りの幅が広がると思う。

 

 

参考になるかわかりませんが、個人的な感想はこんな感じです。

 

はっきりいって、楽しい自転車です(どんな自転車もそうなんだろうけど)。

パワーゴリゴリなゴリラマンにはおすすめの1台です(笑)