Roval C38をメンテする
11月末日、歩くのも辛いほどの膝の痛みを発症する。
1日も経てば良くなるだろうと思い、放置しておいたのですが、症状が和らぐものの、完治には至らず。ペダリングをすると痛むほどには痛みが残っているため、焦らず完治を最優先とし、休養することに。
(ちなみに整形外科にてレントゲンを撮ってもらうも、異常なし)
何もしないというのも勿体ないし、じれったいので、これまで頑張ってくれた機材のメンテをします。
今回はRoval C38 DISCをメンテします。
Roval C38 DISCとは
Rovalから出ている廉価版のカーボンホイール。前後セットでおよそ14万円(定価)という高コスパホイール。当然、廉価版ということで、上位グレードとはリム・ハブ・スポークが全くの別物となります。
ちなみにC38のハブ仕様は・・・・
前後ハブ:Roval用 DTスイス 350ディスクハブ
となっております。
Roval用ってなっているけど、どこか専用なのかは不明・・・。ステッカーがついてるだけとかでしょうか・・・?
分解してみた
フロントホイールから
DTスイスのハブは工具レスで分解できるらしいので、サクサクと外します。
先端のキャップ部分を引っ張って取る。
キャップにOリングついてる。
これで気密性も高めて、固定してるわけね。
反対側も同様に外す。
こっちも同じ構造。
これで、ベアリングのご開帳。
シールドベアリング。まだまだグリス残ってる。
グリスを落としたベアリング。
ちなみにベアリングのシールには
6902 DLST TPI
と書いてある。
6902はベアリングの呼び番号
ご存知かと思いますが、ベアリングの呼び番号には決まりがあります。
ちなみにこの呼び番号から分かる情報としては
・深溝玉軸受
・外径28mm
・内径15mm
となります。
数字の後ろについてるDLSTはなんでしょうか…?不明です。DT350ハブはステンレスベアリングらしいので、STはステンレスの意味でしょうか…?
TPI(東培工業股份有限公司)ですが、これは台湾のベアリングメーカー。
1966年創業のメーカーで、その翌年よりNTNと技術提携しており、NTNのグループ企業のような位置づけになっているみたいです。無名メーカーよりはいいのかな?っていう印象。
ちなみに、Rovalホイールのグレードがあがれば、ベアリングがセラミックスピードになったりします。夢のまた夢の話。
C38は廉価版なので、台湾製ベアリングを使ってコストダウンと言ったところでしょうか。
あまりよろしくないですが、シールを外す。
まだまだグリスが残ってる状態。グリスも綺麗。
綺麗なグリスだったけど、洗浄して新しいグリスを注入。
もちろん反対側も同様に。
ベアリングがハブの両サイドに圧入されているだけの構造だというのがわかったので、もしベアンリグを交換する際は、容易に打ち換えができるのがバラして分かった。いい収穫。
リアホイール
調べてみると、スプロケットは外さなくてもバラせる構造らしいですが、勢い余ってバラしてしまいました(笑)
まぁ・・・・汚かったからいいか。
フリーボディ。少々、食いつきが見える。
フリーボディを引っ張る。ほんとに工具レスで分解できることに感動。
フリーボディ内、グリスはゴミ拾ってる。少々汚い。
スターラチェット、メス側。
スターラチェットご開帳。初めて見た。
18Tですね。キレイキレイ。
それにしても美しい形状。どうやって加工してるんだろう?
反対側もエンドキャップを取って清掃・グリスアップ。
こちらは、Oリングで止まっているわけではなくて、圧入しているだけ。
写真はありませんが、一通り洗浄を行い、再グリスアップ。バラすのと逆の手順て組み付けを行い完了。
工具レスなので、ボルトの締め忘れもなく、ストレスフリーでメンテすることができました☺️☺️
オマケ
ちゃんとスプロケットも綺麗にしました🚿
おしまい。